月日たち絵にのみ残る桃源郷父の描きし山里の村
東京で一番うましといふ蕎麦を夫は友と食べに行きたり
マージャンに夫は出掛け我一人昨夜(きぞ)の残りのふろふきを食ぶ
子の便りアイルランドの海辺にてアシカ見たりと感激記す
外国へ戻りゆく娘と多摩川でビルの合ひ間に冬の富士見る
子の土産なりし魔笛のオルゴールきけど会へるはいつの日のこと
挙式終はり帰る新幹線の窓右に左に満月うごく
いる筈はなきと思えど電話することもありけり淋しきときは
酒飲みて覚めたる後のさびしげな夫の表情心に滲みつ
les jours s'en vont je demeure
月日たち絵にのみ残る桃源郷父の描きし山里の村
東京で一番うましといふ蕎麦を夫は友と食べに行きたり
マージャンに夫は出掛け我一人昨夜(きぞ)の残りのふろふきを食ぶ
子の便りアイルランドの海辺にてアシカ見たりと感激記す
外国へ戻りゆく娘と多摩川でビルの合ひ間に冬の富士見る
子の土産なりし魔笛のオルゴールきけど会へるはいつの日のこと
挙式終はり帰る新幹線の窓右に左に満月うごく
いる筈はなきと思えど電話することもありけり淋しきときは
酒飲みて覚めたる後のさびしげな夫の表情心に滲みつ