今週末には引っ越すので、この地域で走るのは今日が最後。5年間住んで、歩いたり走ったりした場所だからそれなりに感慨深い。コロナの時はやたら歩き廻ったし、また今みたいに毎日のように乗馬したり、Dチケットでハイキングに行ったりしなかったときは2時間近く走ったりした。

夜間の寒さで降りた霜がだんだんと溶けていく。今日は上天気になりそうだ。

湖水から水蒸気が上がる。朝日を浴びて木の葉が赤く染まる。

もちろん夏の間はこれからもここに泳ぎに来るのだけど、この季節、この時間は今日が見納めだろう。

なにかと感傷的になるのは年のせいかも。以前はどこかを離れるときは「またどうせ来るし」と思い、また「別にいい、次の場所が楽しみ」だったのだけど、今は時間も気力も限られているというのがわかっているから、次はない、と思う気持ちが強い。金の問題じゃないというのも実感している。お金があっても気持ちがなければ動かないもんね。

ひとところにじっとしていなかった私だが、もう少ししたらそういう生活も終わるのかもしれない。