いくつか気に入った作品を。

初々しい若さが麗しい聖母像。逆にキリストはずいぶんしっかりした顔をしている。

実際にいたら邪魔だろうなと思うくらい天使が足元にいる。蹴とばしそうだけど、羽根がついているから飛べるんだろうな。

この美術館にはいくつかヘラクレス像があって、思いっきりぶん殴る仕草が見ていてつらい。躍動感はあるけど。

これもそう。こん棒もって偉そう。男性器が削られている。意図的なのか、偶然か。

中庭のヘラクレス。これでもかっという感じで殴っている。個人的には子供に見せるには教育上よくないんじゃないかと思ってしまう。

慈愛に満ちたマリア像で気分を直す。顔も手もやや稚拙な像だが、こういうのが私は好き。イエスも子供らしくてかわいい。1420年ころ、作者不明、テラコッタ製。

ドミニコ修道院にあったキリスト像。1520年ころのもので作者不明。修道士が造ったのかな。

聖カタリナ像は1440年の「作家もの」。Hans Multscherという彫刻家の作品。
他にもいろいろあったけど、心を引かないとスルーしてしまう。だんだん贅沢になっているのかも。