バイエルンのマイバウム

南ドイツの村々の中心部に立つポール。もともとはスカンジナビアの夏の到来を祝う祝祭に由来するそうで、つまりキリスト教が普及する以前のゲルマン民族の土着信仰の風習という。

このマイバウムを立てる行事は毎年5月1日。本来は労働者の日という名のもとでの休日なのだが、ここではこのポールを立てるためのお祭り騒ぎが各地で行われる。

この写真のマイバウムが建てられたのは2年前。どういうサイクルで建てられるのかまたは建て替えられるのかはわからないが、地元ヴァイルハイムなので見に行った。

この作業はすべて人力で行われるらしく、ポールは馬車で運ばれ、その大きさにもよるのだろうが、かなりの総出。ベテランの人が指示しながら、少しずつ、少しずつ立てていく。かなりのスローペースで、何時間かけるのか。

周りではブラスバンドが民族音楽を演奏、ビールや焼ソーセージの出店があり、飲んだり食べたり。子供が走り回ったり。

作業する人達は皆革の半ズボンで。もっと小さな町だと見に来る人も民族衣装を着てくる。

このマイバウムは山から切り出した木を自治体で保管するのだが、それを盗み出す風習があるそうだ。隣の町や村の若者が集団で夜中に人力で運び出し、その自治体の管轄する場所から外に出せたら成功、その前に見つかったらアウト。盗まれた側はそのマイバウムを返却させるのに「盗人」の集団にビールや食事をご馳走することになっているとか。

他の都市では5月1日にはデモが行われるのだが、ここはちょっと違う。

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