アウクスブルクでは日曜日は大半の美術館がタダになる。前から行きたかったのだが、ついついのびのびにしていた。ハイキングにはいまいちの天気なのと、この週末クリスマスマーケットも始まったのもあり、ようやく足を延ばす。
まずは古代ローマ博物館。10時ジャストに着いたらまだ建物が開いておらず、通り過ぎてしまった。おかしいなと思い、戻ったら扉が開いていた。
かつてローマ人の駐屯地だったアウクスブルクで発見された諸品を中心に古代ローマに関する展示がされている。小さいけどなかなか見ごたえのある博物館。
牛車で運んでいるのはワインだろうか。ワンコが乗っているのがかわいい。
この美術館が入っているのは17世紀初めに建てられた兵器庫。なかなか荘厳な建物。
いろいろ読まなくてはならなかったので、すでに少し疲れた。でも今日はもう一軒いかねば。
クリスマスを控えてあちこちに売店や子供の遊具が設置されている。ただ朝のうちは閉まっている店が多いし、人出もないのでうら寂しい。
ワンコ連れのグループに行き当たる。
さて、アウクスブルクの歴史や美術に関する収集物が詰め込まれた、マキシミリアン美術館。
私の好きなキリスト教美術。落ち着いた展示で見やすい。人もいないし。
あまり古いものはなかったが、展示されている場所がよい。美術館ができたのが1855年、建物自体は15世紀に建てられた貴族の屋敷だそうだ。
こういう建築物が個人の所有にならず、公共の博物館として利用されているのが素晴らしい。
アウクスブルクは水力発電の町だそうで、それに関する機械の模型がわんさと。奥の方で係の人が展示を見ていたカップルにあれやこれやと説明していた。ちらっと私の方を見たので、捕まったら大変だ(正直もうあまり頭を使いたくないという心境だったので)と思い、そそくさと別の部屋に。
金や銀の収集品、金貨。銀貨も有名らしいが、興味がないのでほとんどスルー。
銀製の家具があったが、どんだけ重いのだろう。重さは書いてなかった。
こういうのも螺旋階段と呼ぶのかな。木と鉄、漆喰の組み合わせ、優雅な曲線。
階段を降りたらロッカーの場所に。荷物を出して帰ろうとしたら、係の人が中庭の奥に銀器の収集がありますと教えてくれた。
時計は私の好きなオブジェクトではあるが、もうお腹いっぱい状態で集中して見れなかった。
美術館を出て、クリスマスマーケットが開かれている広場まで歩く。
ツリーの飾りはとてもシンプル。
駅までバスかトラムに乗りたかったが、歩いた方が早いので歩いてしまう。この時点で12時半、でも夕方みたいな空で、さっさと家に帰りたくなる。