クライスからクランツベルクへ

水曜のハイキングで体力の低下を実感したので楽な山に行くことにする。

クライスからローマ街道を通ってクランツベルクに向かう。

標高1000m近いのだけど朝から陽ざしが強い。

軍の演習地を通る道なので脇に入るのは厳禁。不発弾注意の標識があちこちにある。そんなせいか人が少ないのがいい。

昨冬の雪不足と気温の上昇で干上がりつつある小さな湖。水鳥も来なくなっている。

登りに入ってきた。景色最高。このところ今一つ気分が乗らず、出不精になりそうだったが来てよかったと思えるひと時。

この山は途中までチェアリフトで上がることもできるのだが、本格的にきつい登りはその後に来る。25度以上あるんじゃないかと思える傾斜が3か所はあり、心臓破り。

もちろん登った後の爽快感は半端ない。1400mもない低い山だけど360度の眺望が味わえる。

下りにはいつもと違う道を歩くことに。冬も含めて年に3回は来ているので、だいたいの道はわかりつつあるけど、もう少し調べてみる。

ショートカットで湖まで降りる。それなりに傾斜があるが、下りる分には大したことない。

森を抜けたら結構すぐに町に出た。次の電車まで40分以上あるのでスーパーに寄ってアイス購入。2ユーロはちょっと高いなあ。でも美味しかった。

ツィーゲルシュピッツ 1719m

乗馬が休みなので歩きに行く。Ziegelspitzは週末だと混むので避けている山の一つ。

駅を6時半に発ち、Oberau オーバアウでバスに乗り換える。バス停から登山口まで20分ほど。

それなりに急だが、木陰を歩くので気持ちがよい。朝早いのでさすがに人にも合わない。

オーバーアマガウの町。ここまで来ると幹線道路の騒音が聞こえなくなる。

木陰が終わり、日差しの中を歩く。暑い…

エタールの修道院を見下ろす。

目的地の十字架がみえるが、ここからがしんどい。道は急で、大小の石がゴロゴロしていて、しかも陽ざしが遠慮なく降り注ぐ。

2時間の登りで到着。景色を見ながらサンドイッチをゆっくりと食べる。

一息ついたら下る。歩きにくい岩場なので、下りはもっと気が抜けない。

修道院前のバス停まであと10分くらいか。次のバスには間に合いそうだ。これを逃すと2時間ないんだよね。

この山に登るのは3回目、なんか前回よりしんどさが増したような。やっぱ体力のピークが過ぎたんだろうな。次回はこの手前の山でやめとこうかな。

まだ六月なのに

この暑さはなんだ。去年までは八月になってから使った扇風機がすでに活躍している。

久しぶりにビール。なかなか美味しい。空模様が少し怪しくなってきた。雷雨でもくるかしらん。

遠くの空に稲光がみえたが雨は降らなかった。それでも朝は少し涼しい。陽ざしは相変わらず強く、日陰をよって走る。

牛君たちも日陰派のようだ。

夏だよ、夏。今からこんなに暑くて雨が降らなかったらこの先どうなるんだろう…

農家の猫さん。こちらも日陰派。

ばらまいたように深紅のひなげし。今日は雨が降ってほしい。

しっかり歩くつもりで

オールシュタットまで行く。駅から登山口までは20分強。

このところは猛暑に近い。今日も30度越えの予報がでている。まだ涼しい間にせっせと草をはむ羊君たち。

いつもとは逆コースで登ろうと思い、標識に気づかず道を間違える。30分ほどの急な登りの後で、戻って登りなおすほどの元気なし。

まあ歩く練習だからと思い、そのまま登り続けて、道がなくなった時点で下山。登り45分下り20分。すぐ帰るのもなんだしなと思いながら歩いていたら、戦死者の慰霊塔があった。

以前から標識を見て気になっていたので、よい機会と思って寄ってみる。この村から出征して帰ることがなかった人たちの名前が記されている。

慰霊塔はちょうどオールシュタットの村が眺められる高台にある。魂はここまで戻れたのだろうか。

隣駅のエッシェンローヘまで行くかどうするか考えながら、木陰の気持ちよい道を歩く。

カウベルがうるさいくらい鳴り響く道を通って、礼拝堂の前を歩く。

ミニチュアみたいで愛らしい。

殴られたみたいな顔をした牛君をみかける。

エッシェンローヘまでの道は単調なので、オールシュタットに戻ることにする。駅で残りのサンドイッチを食べよう。

またキリストさん発見。この像が120年前からあるとは思えないけど。

どうも今年は

ひなげしの当たり年のようだ。湖に行く途中の麦畑が真っ赤。

毎年どこかで咲いているが、この道沿いでこんなに咲いているのは初めて見る気がする。

普段はちらほら見える程度なのに。このくらいのほうが可憐で私は好き。

日本のwikiではヨーロッパ中部原産とあるが、実際は北アフリカらしい。別名虞美人草、というと漱石の小説が浮かぶ。読んだと思うのだが、ストーリーは忘れた。

この漢名からは幻想的なイメージが湧くが、こんだけいっぱい咲いていると別に珍しくもなくなり、美人ではなく普通の人に思えてしまう。

ヴァンク 1780m

乗馬が休みなので歩きに行く。昨日までは雨、暴風とろくでもない天気だったが、今日は朝のうち曇り、その後晴天。

蓼科で歩いてはいたが、その後のぐーたら生活のために体力が落ちてしまったようだ。ホテル暮らしと外食はやはりよくない。

ヴァンクに登るにはガーミッシュからが一番ポピュラーなのだが、駅にきれいなトイレがあるファーハントから行くことが多い。ただ、ファーハントの標高はガーミッシュより100mほど低いので、合計1100m上ることになる。

天気はよいのだがうすぼんやりして遠くの山が見えない。蓼科でもこんな空模様だったな。

頂上でサンドイッチと林檎を食べて、私にしてはのんびりペース。

急ぐ必要はないのに、ついつい早く下ろうとする。これは性格のようで、いまさら治すのは難しい。

登ってくる人が多く、それを避けるためにショートカットの道ばかりを選んでたら、いつもと違うところにでた。急こう配のためか人が少なくて、また駅にはどちらかというと近かったのでよかったというべきか。また同じ道が通れるかというと、うーん、難しい。

よる年波には

勝てないようで、どうも疲れが残りやすい。

一昨日自宅に戻り、洗濯、買い物、掃除(意外とホコリが…)。翌朝は久しぶりに近くをジョギング。

麦が育ってケシが首を出していた。たった三週間で景色が一新したみたい。

乗馬に行く道に通行止めがあった。雨が続いたときに浸水したためらしい。今はもう水が引いているので、そのまま直進。

久しぶりに乗馬。思ったより忘れていなかったので少し満足。

一夜明けて腿に筋肉痛を感じながら再び乗馬に向かう。やはり使う筋肉が違うのね…

帰ってから休む暇なく動いているのも一因かも。明日は一日何もしない日にしよう。

ミュンヘンとアウグスブルク

早朝ミュンヘン空港に到着。満席のエコノミーだったが割とよく眠れた。今日はいろいろ用事が多いので気合を入れて機外に出る。

荷物はすぐ出て、地下鉄の駅に着いたらちょうど電車も来ていて、スムーズに市内の友人宅に。朝ごはんをご馳走になり、しばらく休んで昼過ぎに領事館に向かう。

更新されたパスポートを受け取ってから友人夫婦のホテルへ。よもやま話の後、彼らがまだ行ったことがないというのでオリンピック記念公園へ。

近くのビヤガーデンは天気が悪いためか閉まっている。市電で市の中心部に行き、トルコ料理屋で食事。すごいご飯の量だったが残すのが悪い気がして食べてしまった…

翌朝は中央駅で待ち合わせ、80 kmほど離れた町、アウグスブルグへ。

今日も曇り空。旧市街を歩いて、教会を見学。

ここの大聖堂は見ごたえがある。友人夫婦も気に入ったようで、よかった。

午後の電車でミュンヘンに戻り、まだ時間もあったし天気も良かったのでイングリッシュガーデンに。

連日の雨のせいか水量が多い。あとは気温が上がってほしい。

ようやく陽ざしがさしてきた。そうなるとぐっと気持ちもよくなる。

結局オデオン広場まで歩く。ホテルに戻る二人と別れ、地下鉄を乗り継いで友人宅へ。盛りだくさんの二日間が終わって一息つく。

東京最終日

今日の夜遅くにドイツに帰る。天気はよいが遠出をする気はないので、10時近くまでホテルでうだうだした後にチェックアウト、その後浅草へ。

墓参りして土産の雷おこしを買った後はランチ。観光客でごった返している浅草を避け、ちょっと遠いけど浅草橋まで歩くことに。途中お囃子が聞こえ、偶然祭りを見ることができた。

御神輿は男女混合なのね。

祭りは続くが私には昼食のほうが大切。浅草橋近くの鰻屋に入り、昨日も鰻だったので控えめにランチの鰻丼を頼む。吸い物は肝吸いにしてもらう。

ランチゆえに小さい一切れだが、肉厚でふっくらで熱々で文句なしの鰻丼。次の墓参りの後もここに来ようと決める。

奥沢の知人宅に挨拶件おしゃべりに行き、夕方蒲田へ。さほど空腹ではなかったが、食いだめ。

食後に温泉。ここの来るのは初めて。黒湯は真っ黒で悪くないが、狭いし、冷水器もないしで二度目はないな。やっぱ久が原に行こう。

蒲田でまったり

予報は当たって雨降りの一日。明日は帰国だから無理をせずに近くで友人とランチ。京急蒲田からまた少しは行ったところにある鰻屋に行ってみる。

かば焼きと白焼きがセットになった黒白というのを頼んでみる。鰻巻きが来たらその大きさにびっくり。鰻は少ないけど、ふわふわ出汁巻きが美味しかったのでよしとする。

思ったよりボリュームがあり、腹ごなしに池上まで歩く。雨は降ったり止んだり。紫陽花にはやはり雨が合う。

明日はもう六月だから紫陽花が咲いていても不思議はないのだけど、この五月は夏のように暑かったり今日のように雨風で寒かったり。温暖化の影響だろうけど。

土曜日とはいえ天気の悪さに人気がない本門寺。この後前回偶然入ってみた喫茶店を探すが見つからず。あきらめて蒲田に戻る途中、今回も偶然見つけたのだがどうやら閉店になっているようだった。

蒲田西口にある老舗の喫茶店に入る。ケーキもコーヒーもまずまずの店。3年くらい前に年長の知人と入った時は2時間の時間制限があったが、コロナが終わったせいか客数が減ったためか、今回はそんなことはなかった。