ツィーゲルシュピッツ 1719 m

例の如く遅れてくる電車。乗換のバスには間に合うからまあいい。今日は週末は混むから行かない山、Ziegelspitzに登る。

去年は8月か9月に登り、バテバテになってもう来年は登らないと思ったのだが、陽ざしの強さがそれほどでもない今なら大丈夫かと、やはり行くことに。

ここはサクッとすぐに高さが稼げて、眺望がよいので人気。麓には駐車場があるのでミュンヘンから来る人が多く、初めて来た時は女性のグループがいてかなり賑やかだった。ドイツ人は体が大きいから声も大きい人が多く、複数のハイカーだとおしゃべりが煩い。そのときは途中のもう少し低いOchsenspitzまで行く予定が、その狭い頂上で猛烈におしゃべりしているグループに閉口し、登るつもりのなかったこのZiegelspitzまで行った次第。

バスで通りかかりに見てみたが、平日の早朝とあって一台も停まってなかった。やった。

しばらく登るとだいぶ眺望がよくなった。振り返って左手にオーバーアマガウを望む。

後ろ正面はエタールの修道院。修道院はどこでもビールを醸造していて、しかもとてもおいしい。以前は飲んでみたいと思っていたけど、今は関心がなくなっている。お酒はやはり人と一緒に飲みたい。

だんだんと遮るものがない状態になってきた。4月なのに結構暑い。朝は息が白い気温で、今は初夏。上着はとっくに脱ぎ、薄いシャツの袖をまくり上げる。

頂上の十字架が見えてきた。ここからが急で長くて辛い。

さて途中にも雪はあったが歩くのに差し支えがない程度だったが、ここの雪は深い。雪は下から溶けていくので、下部が空洞になっている上を歩くのがとても不安。数十センチはあるし、まだ固く凍っているから私の体重くらいなら大丈夫とは思うのだが。

ここまで来る途中でお腹が空いていたのだが、雪道を登っているうちにアドレナリンがでたのが空腹を感じなくなった。さっさと登って降りたいという気持ち。

なんとか頂上につく。

サンドイッチ休憩。でも帰り道が心配であまりおいしく感じられない。

ここから先にも山があるが、私の技術と根性では無理だと思うので行ったことがない。

さて下り道。そろりそろりと完全なへっぴり腰で降りる。下手なところに足を突っ込んだらかなり悲しいことになるし、脇にこけたら救援が必要な状況になる。写真ではわからないが、崖にちかい急斜面。30mは転がりそう。

ここは雪がなくてもゴロゴロの石でとても歩きにくい。このところ足腰の衰えを感じ、膝の緩さが半端ない。来年はやっぱ来ないかな、この山には。

バスの時間をみると、のんびり歩いてちょうどいい感じ。修道院にはカフェもあるが、今回もパスだな。最近はドイツの物価もかなり上がって、セルフのコーヒーとケーキも結構する。美味しいのだけど。

修道院の前にあるバス停でバスを待ちながら残りのサンドイッチを食べていたら、目の前の山に十字架が立っているのに気がついた。もしかしたらあそこにいたのだ、と思った瞬間かなりの感動。

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